KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で12月5日と6日、「スペイン国立ダンスカンパニー」による来日公演が行われる。
元パリ・オペラ座エトワール、ジョゼ・マルティネズさんのスペイン国立ダンスカンパニー芸術監督就任後、初の来日公演。同カンパニー総勢40人(ダンサー20人)が来日し、現代を代表する巨匠振付家から日本初紹介の振付家まで、日本公演のためにプログラムした名作5作品を上演する。企画制作は愛知県芸術劇場とKAAT神奈川芸術劇場。
作品は、打楽器の音色とダンスのリズムのみで構成される「堕ちた天使」(イリ・キリアン振付)、イスラエルの民族音楽を含むさまざまな音楽のコラージュとダンスが堪能できる「マイナス16」(オハッド・ナハリン振付 )、「天井桟敷の人々」より(ジョゼ・マルティネズ振付)、「Sub」(イジック・ガリーリ振付 )、「ヘルマン・シュメルマン」(ウィリアム・フォーサイス振付)。
ジョゼ・マルティネズ振付「天井桟敷の人々」では、2013年シーズンのパリ・オペラ座来日公演で全公演完売した伝説の作品を再構成し、マルティネズさん自身が踊る。
マルティネズさんは「上映作品はバラエティーに富み、十分にお楽しみいただけると思う。私がこの3年間で芸術監督として築いてきたレパートリーが、皆様の新しいダンス経験のはじまりとなれば」とコメントしている。
会場はKAAT 神奈川芸術劇場・ホール。チケットはSS席=15,000円、S席=12,000円、A席=9,000円、B席=5,000円ほか。公演時間は日程による。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 0570-015-415:チケットかながわ)まで。
スペイン国立ダンスカンパニーは、1979年、スペイン国立のクラシックバレエ団として設立。マイヤ・プリセツカヤ、ナチョ・ドゥアトらが歴代の芸術監督を務める。2011年にパリ・オペラ座スターダンサーのジョゼ・カルロス・マルティネズが芸術監督に就任後は、クラシック作品やスペイン振付家の作品、ネオクラシック・バレエから、コンテンポラリー作品まで幅広いダンス領域の作品を体現している。