関内の多目的スペースで12月20日、寒い冬の夜に音楽と暖かい食べ物や飲み物で「ほっこり」しようというコンセプトの「ほっこり音楽祭」が開催される。
当日はラテンアメリカ発祥の民族音楽「フォルクローレ」や、北インド発祥の民族楽器「シタール」、津軽地方の伝統的な楽器・津軽三味線の生演奏が楽しめる。
シタールを演奏する国分あきこさんは、北インド古典音楽の美しさや即興性に心を打たれ、シタール奏者アミット・ロイさんに師事。現在は、北インド古典音楽の演奏のほか、アコースティック・ロック・デュオ「Apple Geeta」、倍音ユニット「妙音天」などで活動しているほか、町田市でシタール・インド音楽教室を開講している。
フォルクローレを演奏するIRVING KOJI(太田孝次)さんは、日本最大級のフォルクローレ祭「コスキン・エン・ハポン」の優勝経験を持つ。本場アルゼンチンで開催されるフェスティバルの日本代表に2度選出される。コミュニティFM局「かわさきFM」の番組パーソナリティも務めている。
津軽三味線を演奏する高崎将充さんは、民謡一家に生まれ、10歳から津軽三味線プロ奏者の故・佐藤俊彦師に8年間師事し、さまざまな舞台を踏みながら津軽三味線を学ぶ。ニューヨーク・カーネギーホールやシドニー・オペラハウスなどでの海外演奏経験を持ち、奏者として活動のほか、学校や老人ホームでの慰問演奏や指導も行っている。
イベントを主催するYokohama Future Labo代表で横浜国立大学教育人間科学部3年の細川高頌さんは「音楽イベントにあまりこない人や、家族連れでも参加できるイベントを目指した。普段なかなか聴く機会のない楽器の音色を、ほっこりしながら楽しんで欲しい」と話している。
会場は「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)。開催時間は19時~21時まで。入場料は鍋料理などの料理のほか、日本酒、ビール、ソフトドリンクなどフリードリンク付きで2,000円。申し込みはフェイスブックのイベントページから。