NPO法人「ETIC.」横浜プロジェクト(横浜市中区桜木町1)は2月6日、地域課題を解決するビジネスに取り組む「社会起業家」の支援プログラム「Yokohama Changemaker's CAMP 2014」の報告会を開催する。
今回は、横浜の地の利を生かして継続可能な事業の創出にチャレンジしている8人の起業家によるプレゼンテーションと交流会が行われる。金沢区でシングルマザーシェアハウスを運営するマインズプラス・長嶺千里さん、金沢文庫で子育てのためのフリースペース「ままのわ」をオープンさせた「Mammas gomstalle」の松浦さゆりさん、港北区菊名で近隣の住民が気軽に立ち寄ることのできる学童保育施設で子供たちへの「食育」を実施しているフーズマイルぐりぐら・和賀康子さんなど、地域に根差した事業展開をしている起業家が多い。事業は、ETIC.が横浜市経済局から委託を受けて実施する。
支援プログラムは、ブラッシュアップコースとアドバンストコースの2コースで、社会課題を「ソーシャルビジネス」の手法で解決したい起業家に対して、プロボノやメンターと呼ばれる専門知識を有したボランティアによる助言などのサポートを中心に、事業を立ちあげて軌道に乗せていくために半年間の支援が行われてきた。
最終報告会では、起業家がプログラムに参加したことによって得た成果や、今後の展望を述べる場として位置づけられており、イベント後半では起業家と直接意見交換ができる交流会も行われる。
ETIC.の望月啓代さんは「今年で4回目となる同プログラム。今年度は、環境から子育てまで幅広いテーマの起業家が登壇。横浜や社会の課題に自分たちの手で解決に挑む姿をご覧いただける。意見交換の時間もるので、ぜひ多くの方に足をお運びいただきたい。活発な情報交換の場になれば」話している。
会場は横浜ワールドポーターズ(中区新港2)。開催時間は18時~20時30分(17時45分開場)。定員は100人(事前申込制)。 申し込みは「Yokohama Changemaker’s CAMP」ホームページから。問い合わせはETIC.横浜プロジェクト(TEL 03-5784-2115)まで。