横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で2月11日、インドライオン「ラージャー」の誕生日会が初めて行われる。
ラージャーは、2008年2月11日、よこはま動物園ズーラシア(旭区上白根町1175)で生まれたオスのインドライオン。体長は約1.5メートル、体重は約153キロ。昨年6月16日にズーラシアから野毛山動物園に来園した。愛称「ラージャー」はヒンドゥー語で「王」という意味。生まれたときに衰弱していたため、飼育係員の手で育てられたラージャーは人によく慣れ、愛嬌(きょう)のある姿が来園者の人気を呼んでいるという。
インドライオンは、インド北西部に分布しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定。アフリカのライオンに比べるとやや小型で、下腹部にひだ状の皮膚のたるみがある。
当日はラージャーの7歳の誕生日を祝い、ライオン展示場でラージャーに肉をプレゼントするほか、飼育係がラージャーの生い立ちを紹介する特別ガイドを実施する。また、入園先着300人にラージャーのオリジナルポストカードのプレゼントを行う。誕生日会は14時30分から。
同園広報担当の今村友維子さんは「誕生日会では、特別に馬の大腿(たい)骨をラージャーにプレゼント。普段はのんびりした性格のラージャーですが、食べるときには迫力ある姿になる。多くの方にお誕生日をお祝いいただければ」と話している。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。同園では2月14日・15日に「のげやまバレンタイン」を開催し、各日入園先着100人にチョコレートをプレゼントする。