日産自動車(横浜市西区高島1)は2月23日、「日産アートアワード2015」の開催概要を発表した。
2013年に同社の創立80周年を記念して創設された同アワードは、将来性のある日本の優れたアーティストの活躍を支援することを目的に、隔年で開催。推薦された約40人のアーティストの中から国際審査委員が5人のファイナリストを選出し、BankART Studio NYK(中区海岸通3)での展示会期中に授賞式・レセプションを行う予定。
審査委員は、森美術館館長の南條史生さん、パレ・ド・トーキョー館長のジャン・ド・ロワジーさん(フランス)、オークランド美術館館長のラーナ・デヴェンポートさん(ニュージーランド)、カムデン・アーツ・センター館長のジェニー・ロマックスさん(イギリス)、シンガポール国立美術館館長のユージン・タンさん(シンガポール)。ファイナリストの発表は6月上旬を予定している。
5人のファイナリストには、それぞれ賞金100万円と作品制作費100万円を支給。BankART Studio NYKでの展覧会は11月14日~12月27日で、11月にグランプリとオーディエンス賞が発表される。グランプリ受賞者には、賞金200万円と、「カムデン・アーツ・センター」協力で2カ月のロンドン滞在の機会が与えられる。
同社のカルロス・ゴーン社長は「本アワードを通して、日本の才能豊かなアーティストたちを国際的なステージへと導きたい」と話している。