横浜の家庭菜園通販会社「おうち菜園」(横浜市中区相生町3)は3月11日、ハーブの効用や栽培法についての知識を身に付けるハーブ検定で出題されるハーブの栽培セットの販売を開始した。
アロマガーデンは、初心者でも手軽にガーデニングを始められるハーブ栽培セット。選べるハーブは70種類。5種類のプランターから好きなものと組み合わせることができる。セットには、ハーブの苗(または種)、プランター、土、鉢底石、鉢受皿と栽培に必要なものがそろっているため、気軽にガーデニングを始められる。
今回販売を開始したアロマガーデンのハーブ検定用栽培セットは、国内で取得できる4つの主要ハーブ検定「アロマテラピー検定」「メディカルハーブ検定」「日本ハーブ検定」「ハーブ検定」で出題されるハーブの中から2品種を選び、テラコッタの鉢で育てることができるもの。自分で育てることで、より深くハーブを知り、資格取得はもちろん、ハーブのある豊かな暮らしに役立てることを目指しているという。価格は3,480円(税別)。
アロマガーデンの土は、馬の牧場「クラリー牧場」(岩手県八幡平市)で出た馬ふんに、7種類の有機物を加えてしっかりと発酵させた高品質で衛生的なオーガニックソイルを使用。育ちやすい、かるくてふかふか、におわない、虫がつきにくい、堆肥入りなどの特徴がある。
種は、世界の有機基準でも厳しいとされるヨーロッパ有機(オーガニック)認証を取得したものの中でも固定種のみを取り扱っている。固定種は、一番よくできたハーブを選んで種を採り、その種を蒔いて育てた中からまた一番よいものを選んで種を採るといったことを何代も繰り返して生産される自然の種をいう。農薬や化学肥料を使用せず、環境への負荷をできる限り低減して生産された種子を使用している。
苗についても、本場キューバのモヒートにつかわれるミント「イエルバブエナ」、高級茶葉の「ホーリーバジル」を含む12種類のバジルなど、珍しいハーブの苗を契約農場で栽培し、取りそろえる。
販売は、ハーブのオーガニック栽培商品を販売する「AROMA GARDEN(アロマガーデン)」公式ネットショップで行っている。
販売する「おうち菜園」は、2014年4月に創業したベンチャー起業。「普段スーパーで買っている野菜やハーブを、自分で育ててみる。『生産者は、わたし』そう自慢したくなるような一品が、暮らしにあふれる社会を実現したい。」の理念をかかげ、アロマガーデンのネット通販、家庭菜園ウェブマガジン「おうち菜園」での情報発信や、「種だんご」ワークショップなどを手がけている。
おうち菜園の江里祥和さんは「都会の生活でも、多くの人に植物との距離を縮めてもらいたいと思いアロマガーデンを開発した。ハーブ検定は、テキストだけで勉強することもできるが、実際に対象となる植物を育てて、毎日ふれ合いながらハーブのいろいろな活用方法を学んで欲しい」と話している。