横浜中華街のギャラリー「1010(イチゼロ・イチゼロ)美術」( 横浜市中区山下町214)で3月21日から、写真家・大木靖子さんの個展「ひとひら」が開催されている。
大木さんは、1971年東京都生まれ、東京外国語大学外国語学部アラビア語科卒。新宿「ルーニィ・247フォトグラフィー」(2007年)での個展をはじめ、海外のグループ展にも出展してきた。保養とアートの宿・板室温泉大黒屋が主催する「第5回 大黒屋現代アート公募展」(2010年)入賞。
横浜での初個展となる今回は、大木さんの住む川崎市周辺や伊豆大島で、道端や公園に散った葉っぱや花びらを拾って、その場でピンホールカメラの穴を塞ぐように貼り、日に透かして撮影した作品約40点を展示・販売。また、日常で口にする飲み物のグラスをのぞいてみた「グラスのなか」シリーズと、持ち歩いている水のペットボトル越しの世界を収めた「ペットボトルと旅」シリーズも合わせて披露する。
大木さんは「日常の中のものも、目線を変えると違う世界が見える。今回の会場の行き帰りに撮った中華街の写真もあるので、地元の方に楽しんでもらえれば」と話している。
開催時間は11時30分~18時30分。31日まで。
「1010(イチゼロ・イチゼロ)美術」は、JR石川町駅側の横浜中華街の西の玄関口「延平門」から続く西門通り沿いのビル3階に2014年11月にオープンしたギャラリース。同ビル2階にはギャラリー「爾麗(にれい)美術」がある。