桜木町に4月1日、ホテルやサービスオフィス、ライフスタイルショップ、レストラン&デリが一体となった複合型ホテル「HOTEL EDIT YOKOHAMA(ホテル エディット 横濱)」(横浜市中区住吉町6)がオープンした。
白を基調とした「HOTEL EDIT YOKOHAMA」の客室
建物は地下1階・地上14階で、5階~14階には全130邸の分譲マンション「ブランズ横濱馬車道レジデンシャル」を併設。ホテル部分は1階~4階で、1階には会議室やモバイルブース、旅をテーマとしたコンセプトショップ「ペーパースカイ ストア」、レストラン&デリ「ラグー アンド ウィスキーハウス」、グリーンショップ「ザ スタジオ バイ グリーンフィンガーズ」を仕切りを設けず一つの大きな空間の中で展開する。
運営は代々木ビレッジやキッザニア東京などを手がけたUDS(東京都渋谷区)。「自分らしい旅を編集する」をコンセプトに、企画・設計・運営までを一貫して行うことで、それぞれのコンテンツを連続した空間の中で体験することを可能にしたという。
客室は白を基調としたデザインで、横浜をイメージしたブルーのオリジナルカーペットを使用。全129室の各部屋にさまざまなアイテムをチャートグラフにしたデザインポスターを設置。4階のデラックスダブルからは、横浜ならではの景観が楽しめる。
レストラン&デリ「RAGUOT & WHISKY HOUSE」は、池袋の「GRIP」や「RACINES Boulangerie&Bistro」を手がける金子信也さんのディレクションで、神奈川県内を中心とした地場野菜などの食材を生かした煮込みを中心としたメニューとウィスキーを提供。テーブルには、横浜の街並みを感じさせる無垢の素材を使用。ホテルのレストランではなく「街場のダイニング」として、宿泊者や地域の人が気軽に楽しめる場を目指す。営業時間はランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~23時。ランチタイムには、弁当も販売する。
UDSの担当者は「合理化、画一化を求めてきたが、この形で良いのか、使い方が変わってきているのではないかと考え、新しいビジネスホテルの在り方を提案した。働く、暮らす、地域性をテーマに、まちに開かれたホテルを目指す」と話している。