みなとみらい線元町・中華街駅前に4月1日、ペルーサンドイッチ専門店「Sandwicheria Piggies(サンドイッチェリア ピギーズ)」(横浜市中区元町1)がオープンした。
同店のメーンメニュー「パン コン チチャロン」(800円)は、下味を付けて素揚げした豚バラ肉とさつまいも、たまねぎとレモンのサルサソースをサンドしたペルーの朝ごはんの定番。2010年にスペインの新聞社が行った世界の朝食の人気投票では、スペインの「ホット・チョコレートとチュロス」やフランスの「クロワッサンとカフェ・ラ・テ」をしのいで1位を獲得している。
ペルー人と日本人の両親を持つ店長の比嘉清さんは、15年前に来日。数年前から都内のフードフェスタや音楽イベントに出店し、ペルーでサンドイッチ店をやっていた祖母や両親からレシピを教わったサンドイッチを販売してきた。
店舗はクラブ「GATE Yokohama」(旧Club Quest Yokohama)内で、毎週土曜のクラブイベント以外の時間帯を利用して営業している。席数は約20席。
サンドイッチは「パン コン チチャロン」のほか、現在鶏肉を使った「パン コン ポヨ」(700円)の計2種類を提供。今後ほかの種類も提供していくという。サイドメニューには、ペルー産ポテトを使い、バジルとチーズのソースとピリ辛の「アヒソース」を添えたフライドポテト「ユカ フリータ」(400円)を用意。オレンジピールを練りこんだ生地でキャラメルをサンドし、ココナッツをコーティングした自家製のクッキー「アルファホール」(3個500円)や、ペルービール「クリスタル」(500円)、ペルーコーラ「インカコーラ」(300円)も販売する。
比嘉さんは「ペルー人向けでないペルー料理店はまだまだ少ない。日本の方にペルー料理をもっと知ってもらえれば」と話している。
営業時間は月~木=11時~15時、金・日=11時~20時。土曜定休。