横浜市は5月27日、大黒ふ頭に寄港する外国客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」を海上から眺望できる「海上見学会」を実施する。参加を希望する市民500人を募集している。
2013年5月のボイジャー・オブ・ザ・シーズ海上見学会の様子
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は138,194総トンの大型客船で、全長310メートル、全幅48メートル、乗客数3,286人、アイススケートリンクやロッククライミングが楽しめるロックウォール、4層吹き抜けのプロムナードや11階吹き抜けのアトリウムなどを備えるバハマ船籍の大型客船。ベイブリッジを通過できないため、大黒ふ頭の貨物用岸壁に着岸する予定。
同客船は、5月14日8時30分に神戸から横浜港に入港。同日23時59分に出港し、室蘭、富山、境港、仁川(韓国)、天津(中国)、神戸を巡り27日14時に大黒ふ頭着岸する予定。
見学会では、大黒ふ頭に停泊を予定している「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」を、観光船「マリーンシャトル」に乗船して、海上から見学する。コースは、山下公園~横浜ベイブリッジ~大黒海づり施設~ボイジャー・オブ・ザ・シーズ周辺~鶴見つばさ橋~大黒大橋~大さん橋国際客船ターミナル~山下公園。
開催時間は13時45分~14時55分、15時15分~16時25分の2回。募集対象者は横浜市内在住・在勤・在学者を代表者とした1組5人までのグループ。各回250人、合計500人を募集する(応募多数の場合抽選)。参加費は無料。申込締切は4月15日。応募方法などの詳細は横浜市港湾局ホームページで。
横浜市港湾局賑わい振興課の福田香さんは「ボイジャー・オブ・ザ・シーズの横浜港への入港は2013年5月以来になる。同船が着岸する予定の岸壁は、一般の方の立ち入りが制限されている区域であるため、横浜港海上見学会は、大型客船を間近で見ることが出来る貴重な機会。是非、ご応募ください」と話している。
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は2013年5月に横浜港へ初入港し、今回が2回目の入港。2015年は、5月1日、14日・27日に寄港が予定されている。「マリーンシャトル」は、764トン、定員541人、全長46.17メートルの横浜クルージングが運航する横浜港を遊覧する観光船。