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ワカゾウが統一地方選挙で「センキョ割」、投票証明書の提示で参加店からサービス

左からセンキョ割学生実施委員会メンバーの久保田惟さん、荒井ゆきなさん、松下美月さん

左からセンキョ割学生実施委員会メンバーの久保田惟さん、荒井ゆきなさん、松下美月さん

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 政治家のウェブサイト構築や投票率向上、若者の政治参加のきっかけ作りに取り組むベンチャー企業ワカゾウ(横浜市中区相生町3)は、4月12日の第18回統一地方選挙投票日から2週間、飲食店などで割引などの特典が受けられるキャンペーン「センキョ割@統一地方選挙2015」を実施する。

440人の高校生に対して政治意識調査も実施した

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 「センキョ割」は、政治参加の推進と地域活性化を同時に実現しようと、ワカゾウが2012年から始めた仕組み。投票後にもらえる投票証明書または投票所の看板前で写真を撮って加盟店で提示することで、飲食やサービスの割引を受けることができる。

 2013年7月の参院選、8月の横浜市長選、10月の川崎市長選、2014年衆院選などに合わせて開催しており、市内での開催は今回で4回目。ドイツ人の留学生が企画に賛同したことから2014年5月にはドイツ、ルーマニアでも行われた。

 「センキョ割」の企画や広報などをサポートしているのは、約30人の高校生・大学生たちが結成した「センキョ割 学生実施委員会」。これまでに横浜駅や市内商店街などで1万枚以上のチラシ配布や、インターネットでの情報発信などを行ってきた。

 また、学生メンバーらは、440人の高校生に対してアンケート用紙とLINEを使って政治意識調査も行った。「18歳選挙権が議論されていることを知っていましたか」の質問に対しては、約88%の生徒が知っていると答えた。統一地方選挙を認知していた高校生は約23%との結果が出た。アンケート結果は「センキョ割」ウェブサイトで公開している。

 今回の「センキョ割」には、現在までに横浜市内を中心とした飲食店など160店舗が参加している。現在、参加店舗のエントリーも受け付けている。

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス1年生で学生実施委員会メンバーの久保田惟さんは「ソーシャルマーケティング的にみても『センキョ割』は面白い仕組みだと思う。街全体の選挙の気運を高め、より多くの若者たちが選挙に参加するきっかけになれば」と話す。

 横浜市内での実施期間は4月12日20時~4月26日まで。参加店舗やサービス内容の詳細は「センキョ割」ホームページで。

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