日本新聞博物館(横浜市中区日本大通11、TEL 045-661-2040)で4月4日から、企画展「一枚マンガのクールジャパン展-日本の良さ再発見!?」が開催されている。
国内外で活躍する漫画家やイラストレーターが描きおろし作品を展示する同展は、2008年にスタート。これまで「原発とエネルギー」などをテーマに実施し、4回目となる今回は「今の日本=クールジャパン」をテーマに30人の作家が各2点、計60点の一枚マンガを展示する。
作品の題材は、温泉、ウオッシュレット、青色発光ダイオード、嫁姑関係、土下座、猫カフェ、放課後の掃除など、日本のテクノロジーや独自の習慣に関することなどさまざま。
関連展示として、明治・大正期の日本社会を描いた昔の新聞漫画も原紙で展示する。
また、4月26日には、参加作家の二階堂正宏さんと所ゆきよしさんによる似顔絵プレゼントも実施。先着40人(13時30分から整理券配布)。参加無料。開催時間は14時~16時。
日本新聞博物館の酒井晶さんは「歴史が長いが、担い手が減りつつある一枚マンガ作家が自ら危機感を持ち、幹事となって企画している。『クールジャパン』というテーマ以外に制限は設けておらず、さまざまな経歴を持つ作家の思い思いの表現をそのまま展示している」と話す。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入場料は一般・大学生=500円、65歳以上=400円、高校生=300円、中学生以下無料。6月14日まで。