graf(大阪市北区中之島)は18日、「ZAIM」ビル1F(旧労働基準局・旧関東財務局、中区日本大通り34)にカフェレストラン「graf media gm : YOKOHAMA」をオープンした。同事業は、現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2005」の関連事業として展開するもので「さまざまな人、情報、事象をつなぐ役割を果たし、トリエンナーレ本会場や周辺関連事業と連動し、12月までの期間に刺激的でアクティブなアートの発信基地となってゆく」ことを目指し、8月18日から12月までの期間限定で営業する。grafがデザインした全長15mのカウンターで立ち飲みができるほか、リサイクル家具(ソファ)を用いたラウンジ空間で、フードとドリンクを提供する。25日よりランチ営業も開始する。営業時間は11時から23時まで。grafは大阪のデザイン集団で、オリジナル家具の制作販売の他、中之島のgrafビルでギャラリーやカフェの運営などをおこなっており、「横浜トリエンナーレ2005」には、美術家の奈良美智さんとのユニットで出品する。旧関東財務局ビルは中区役所の隣に位置し、日本大通りに面する歴史的な建築物。日本近代建築の先駆者、渡辺節の設計により昭和2年(1927年)に日本綿花(現 日本綿花(双日HD))の横浜支店として建てらた。
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