横浜のクラフトビールメーカー・横浜ベイブルーイング(横浜市中区福富町東通2)が4月30日から、チェコのビール大会で金賞を受賞した「ベイピルスナー」のボトル販売を開始した。
「ピルスナー」はチェコのピルゼン地方を発祥とするビールのスタイルで、「ベイピルスナー」には本場チェコ産の最高級ザーツホップのみを使用。糖化中に麦汁を煮込んでいく伝統的製法「トリプルデコクション」によって深い黄金色に仕上げ、ホップの爽やかなアロマと麦芽の香ばしさが特徴となっている。昨年2月にはチェコ最大のビール審査会「GOLD BREWER'S SEAL 2014」でアジア勢初の金賞を受賞した。
これまでは樽生製品のみの販売を行ってきたが、ニーズに応えボトル生産に踏み切った。330ミリリットル瓶でメーカー希望小売価格は1本460円(税別)。初回生産は3,000本で、年間6万本の製造を予定。パッケージにもこだわり、ラベル・王冠・流通用のダンボールのデザインをNDCグラフィックス(中区海岸通4)が手がけている。
また、大手ビールメーカーが以前多く制作していたグラビアモデルの水着ポスターの文化を復活させようと、販促ポスターには巨乳アイドルグループ「KNU」の南菜々子さんを起用した。
販売は同社が運営する小規模醸造所を併設したビヤパブ「BAY BREWING YOKOHAMA(ベイ・ブルーイング・ヨコハマ)」(中区福富町東通2)と横浜赤レンガ倉庫1号館「赤レンガ Depot」(中区新港1)の2店舗。今後日本全国展開し、年間取引250店舗を目指すという。オンラインショップでも販売予定。
横浜ベイブルーイング代表の鈴木さんは「自分が一番美味しいと思うチェコスタイルの味わいをずっと追い求めて醸造してきた。このベイピルスナーには、これまで11年間のビール造りの想いとノウハウが詰まっている。自分がチェコビールを初めて飲んだ時の感動を、このビールを飲んでもらった方に感じてもらえたら最高に嬉しい」と話している。
横浜ベイブルーイングは、「横浜ビール」の醸造長を務めていた鈴木真也さんが設立。2011年8月に「ベイ・ブルーイング・ヨコハマ」をオープンし、2013年からはビールフェスティバル「ジャパン・ブリュワーズカップ・フェスティバル」を主催している。