横浜中華街のエスニックバル&カフェ「Short Trip(ショートトリップ)」(横浜市中区山下町214)で「ネパール復興支援写真展」が開催されている。
4月25日に起こったネパール大地震の復興支援を目的に、7月17日にはじまった同展には、ネパールにつながりがあり、旅行が好きなプロとアマチュアの30人の写真家が写真作品を出展。店内の壁面スペースにそれぞれの思いをこめた写真約40点を展示している。
同店は、2014年5月に、写真家の高橋良行さんと雑貨販売などをしてきた高橋智美さんが開店。10年間で約40カ国を旅してきた高橋さんたちが旅先で集めた雑貨や、モロッコ・メキシコのタイルを散りばめた店内は、アラブをイメージ。アジアや中近東を中心とした世界各国の料理が楽しめる。
写真展と連動して、店主の高橋さんと、「100人100旅―126人でつくった旅の本」(ユーフォーブックス)を出版した「100人100旅プロジェクト」が提供した写真を使ったポストカードを販売している。値段は1枚100円で、売上金は全額寄付に充てる。
8月16日の最終日には18時から「ネパール復興支援写真展クロージング&ネパールを思う会」を開催する。参加費3,500円でおつまみ・飲み放題付(定員45人、要予約)。売り上げの20パーセントを寄付する。
店内に設置された募金箱などで集める寄付金や、30人の写真家の出展費、写真展の収益の一部は、高橋さんの友人で、横浜市青葉区でネパールのミルクティーが飲める交流スペース「チャイ処キング」を経営していた上村舞子さんを通して、ネパール南部のチトワン郡バスバング村の全壊した学校の再建や、物資支援の資金にあてられる。
高橋さんは「初めての1人旅がネパールで、とても思い入れが深い国。旅の楽しさや醍醐味、人のやさしさなど、全てを教えてもらったのがネパールだった。遠くから、少しだけの応援しか出来ないかもしれないが、どうか皆様の力を貸して欲しい。一人一人の力は小さくても、みんなで力を合わせれば大きな力となってネパールの人たちを助けることが出来ると思う。ぜひ写真展に足を運んで欲しい」と話している。
営業時間は14時~23時30分。月曜定休。写真展は8月16日まで。