横浜駅西口・ムービル横に9月11日、世界初の3DCGホログラフィック専用劇場「DMM VR THEATER」(横浜市西区南幸2)がオープンする。
3DCGでアニメキャラクターだけでなく実在の人物が存在するような舞台を作り上げる
「DMM VR THEATER」は、最新鋭の立体視映像表現「ライブホログラフィック」技術を駆使しした世界初の常設劇場。初音ミクのライブ・コンサート方式を考案・プロデュースしたワイドワイヤーワークス(現・ DMM.futureworks)と、世界唯一の大型ホログラフィック・ステージ「EyelinerTM」 を用い、さまざまなコンテンツのホログラフィック公演を手がけている「スピン」(studioTED)がステージ企画を手がける。
第一弾公演は、1998年に永眠したX JAPANのギタリスト・hideのライブとドキュメンタリー映像を含む「hide crystal project presents RADIOSITY -prologue-」。既存の映像の加工ではなく、hideの動きや表情を研究し、モデルによる再現をキャプチャすることで、実写のようなホログラフィック映像を作り上げた。コンテンツ制作には100人以上が携わり、約1年かけてhideの肌の質感や髪の毛、複雑な表情の変化なども表現した。ライブでは披露したことのない代表曲「ピンク スパイダー」のホログラフィックによる初ライブも実現する。
DMM.futureworks代表の黒田貴泰さんは「最初は一番難しいことをやろうと思い、今回はさまざまな技術を使ったフルスペックの公演となっている。いろいろな企画のオファーをいただいているが、観た時にすごいと思えるようなクオリティーのものを今後も作っていきたい」と話している。
公演は約60分で、チケットは5,000円(ドリンク代別途500円)。全42公演。10月からは、ドキュメンタリー映像を除いたライブのみの本公演「hide crystal project presents RADIOSITY」を上演する。施設は平屋建てで、面積は約800平方メートル。定員は385人。