横浜市経済局は9月18日、情文ホール(横浜市中区日本大通11) で、ビジネス活用のためのオープンデータセミナー「はじめてのオープンデータ」を開催する。
横浜市経済局長の林琢己さんの挨拶に続き、庄司昌彦さん(国際大学GLOCOM/オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン)が基調講演「オープンデータをビジネスに役立てよう」で、なぜ今オープンデータが注目されているのか、社会にどのような変革をもたらすのか、国内外の事例などについて話をする。
その後、オープンデータの活用についてのアイデア共有と参加者どうしの交流を目的としたワークショップとパネルディスカッションが行われる。ディスカッション登壇者は、土屋朋宏さん(横浜市経済局成長産業振興課)、小林巌生さん(横浜オープンデータソリューション発展委員会/スコレックス)、高橋佑至さん(神奈川県情報サービス産業協会/ネットフォレスト)、下山紗代子さん(リンクデータ/Linked Open Data チャレンジ Japan)。
オープンデータとは、データの活用や分析により新たな価値を生み出すために使いやすい形で公開され、自由に使えるデータのこと。横浜市では、市が2014年6月に「オープンデータ取組方針」をまとめたほか、市民によるオープンデータを推進するイベントなどが多数行われている。
横浜市経済局では、市内企業のオープンデータについての認知度を高め、オープンデータを利活用できる人材の育成や、横浜市のオープンデータを利活用したビジネスにつなげる取り組みを支援する「オープンデータ活用ビジネス化支援事業」を実施している。
セミナーを企画したNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)の杉浦裕樹さんは「オープンデータの編集、加工、分析、活用などの各段階で新ビジネスの創出や企業活動の効率化などが期待されている。産官学民・金融関係などさまざまな分野の方々に参加して欲しい」と話す。
開催時間は13時30分~16時30分(終了後に名刺交換会を実施)。参加費無料。