横浜人形の家(横浜市中区山下町18)で10月10日、「シンデレラ」を主なテーマとした企画展「~シンデレラに始まるプリンセス物語~ プリンセスドリーム展」が始まった。
エリザベス2世の戴冠式記念スカーフやダイアナ妃ご成婚記念ドールも展示
「プリンセスドリーム展」では、1800年代から1900年代初頭のアンティークのシンデレラの絵本や、プリンセスにまつわる貴重なコレクション約200点を日本初公開するほか、英国エリザベス女王の戴冠式記念スカーフやダイアナ妃ご成婚記念ドールなど、英国王室に関わる貴重なコレクションを特別展示する。横浜市在住のデザイナー川田雅直さんが25年にわたり収集したコレクション「プリンセスミュージアム」より紹介する。
展示は「プリンセスの世界」と「シンデレラストーリー」の2部構成。「プリンセスの世界」では、白雪姫、眠れる森の美女などプリンセス物語の貴重なアンティーク絵本や絵画、グッズを紹介する。また、今年10月で在位63年となる英国エリザベス2世の戴冠式記念スカーフやダイアナ妃ご成婚記念ドールなど、英国王室に関わる貴重なコレクションを特別展示する。
「シンデレラ・ストーリー」では、1800年代の、1800年代~1900年代初頭の銅版画に手彩色されたアンティーク絵本「シンデレラ」や1890年代のガラス板に描かれた画面をろうそくの炎で映して楽しむ幻灯機などを展示。また、1858年に発行された絵本の挿絵に描かれているシンデレラのドレスを再現し展示する。
関連催事として、シンデレラへの変身を体験できる「プリンセス撮影コーナー」を設けるほか、アクセサリー、雑貨、化粧品、お菓子ほか、今回の企画展限定のグッズを販売する。
川田さんは「デザイナーの視点で100年経っても飽きのこないデザインの優れたものを選び抜いて集めてきた。プリンセスをテーマとした収集はヨーロッパで見つけた1953年にエリザベス女王の戴冠式に作られたグッズから。1930年から1950年代のディズニーの絵本や雑貨も好きで集めていた。その中でも1800年代のシンデレラの絵本は挿絵がとてもステキで、いつのまにか数百冊も集まっていた。今回縁の深い横浜で私のコレクションを多くの方にご覧いただき、喜んで頂ければ幸い」とコメントしている。
会場は3階企画展示室。開館時間は9時30分~17時(最終入場16時30分)。入館料はおとな(高校生以上)700円・こども(小・中学生)400円(常設展観覧料を含む)。月曜休館(該当日が祝日の場合は翌日)。11月29日まで。