神奈川県民ホール(横浜市中区山下町3)で10月18日、これからの団地の未来を考える「第1回 かながわ団地再生シンポジウム」が開催される。
神奈川県住宅供給公社が主催する同シンポジウムでは、さまざまな分野のパネリストを招き、少子高齢化が進む県内の団地の現状や課題、居住者が生き生きと暮らせる環境づくりのための実践的な取り組みを紹介。今後のあり方について議論する。
基調講演は、「『消費』をやめる 銭湯経済のすすめ」、「小商いのすすめ」(共にミシマ社)などの著書を持つ作家で立教大学ビジネスデザイン研究科特任教授の平川克美さん。
パネルディスカッションでは平川さんに加え、神奈川県住宅供給公社理事長の猪股篤雄さん、団地などでシェア畑を展開するアグリメディア代表の諸藤貴志さん、公社と共に相武台団地(相模原市)の商店街の空き店舗活用プロジェクトに取り組む関内イノベーションイニシアティブの原大祐さんが登壇する。コーディネーターは横浜市立大学の鈴木伸治教授。
原さんは「団地再生というとどうしてもハードの再生と捉えがちだが、『いきがいとなりわいを創造する』というのが副題であり、コミュニティと小商いがテーマ。このテーマは団地再生にとどまらず、いろんな地域でも関心の高いテーマではないかなと思う。地域で活動している人、しようとしている人にぜひ聞いてほしい」と話している。
会場は6階大会議室。開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。事前申し込みはホームページから。