シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で11月20日、「企業価値向上につなげるCSR」をテーマにしたトークイベントが開催される。
CSR(企業の社会的責任)に関心がある企業担当者や市民、学生を対象にした、CSR活動を企業の売り上げ・知名度促進などの企業価値向上につなげるノウハウを事例から学ぶ全3回の無料講座。地域で活躍する中小企業にとって、CSRを戦略的に使い、企業経営につなぐ手法を先行事例を通して学ぶ機会となる。
講師を務めるのは、CSRプロデューサーの松永猛さん(第1回、第2回)、ADDIX 田中辰也さん・佐藤郁代さん(第3回)。松永さんは大学で環境問題を専攻後、メーカーで研究企画、広報・宣伝、環境、営業などの職種を経験。広報・宣伝の経験をいかして企画制作会社へ転職後、編集ディレクター、プロデューサーとして企業のCSRレポート作成、ブランディング、プロモーション、マーケティング活動を支援している。
初回の12日は「CSRってなに?」「ツィッターでCSRレポートができちゃう?140文字で魅せる、できるコミュニケーションツールのご紹介!!」など、企業価値向上にCSRを活用する方法について、松永さんが講義する。
第2回となる11月27日には「企業価値向上につなげるCSR実例検討」として、実際にCSRにとりくむ4社のCSR担当者を招いたパネルディスカッションを行う。登場する企業は、印刷を核とする総合情報企業アインズ、公開3カ月でユーザーが12万人となる横浜のあそび情報まとめサイト「あそびい横浜」を運営するパパカンパニーなど。
12月17日には「ネットを活用、本業を生かした社会貢献事例の紹介」と題し、ADDIXの田中辰也さんと佐藤郁代さんが「アイデアやスキルを結ぶ『共創』の広場 Skets」運営者の立場から、CSRにつながるインターネットサービス事例、インターネット上でのやりとりを超えた本業へつなげるCSR事例について語る。
いずれの回も19時より。参加費無料。公開トークは、NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)と横浜市立大学影山摩子弥研究室が協働でおこなう教員地域貢献活動支援事業「横浜の地域課題からオープンイノベーションを生み出す企業ネットワークの構築と社会貢献活動を伝える新たなコミュニケーション手法の研究」の一環。