日本大通り(横浜市中区日本大通)で11月23日、プロのウエーターが正装でグラスやボトルを載せたトレーを持ち、速さと優雅さを競う「ウエイターズレースジャパン2015」が開催される。
ウエイターズレースは、1930年代にパリでウエーターの仕事の認識を改善することを目的にスタート。現在世界61カ国以上で開催されており、横浜では2011年から、国内唯一の公式大会として毎年開催している。
主催は日本ウエイターズレース協会と日本大通り活性化委員会。1984年にパリで行われた「第50回ウエィターズレースパリ大会」の出場経験を持つ、横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さんが協会会長を務める。
当日は日本大通りの道路を封鎖し、片道150メートルを往復する計300メートルを走る。団体戦は1チーム5人の計1,500メートルで、1人以上の女性選手の参加が条件。参加選手は、各店舗で着用している正装もしくは白いシャツと黒いズボンを着用し、直径30センチメートルのトレーの上にボトル1本とグラス3個を載せ、タイムトライアル形式でスピードを競う。
昨年の男子個人戦はコロワイドグループ「NIJYU-MARU」の笹本賢斗さん、女子個人戦は「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」の房鉉和さんが優勝。団体戦は横浜ロイヤルパークホテルが4連覇を果たしている。
今年は団体戦5連覇を狙う横浜ロイヤルパークホテルや初参加の4チームを含む14チームと、50人以上のウエーターが個人戦に出場予定。
日本ウエイターズレース協会会長の梶恒翁さんは「今年で5回目を迎えるウエイターズレースは、これまでの開催中でもっとも参加選手が多く開催前から参加選手の熱を感じられる大会となっている。横浜の秋の風物詩をお見逃しなく」と話している。
開催時間は11時30分~16時30分。観覧無料。雨天中止。