横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で11月28日、新産業の創造と新しい雇用の創造をテーマにシンポジウム「第2回 ヨコハマ・ドリームを語ろう会」が開催される。
作家で元長野県知事の田中康夫さん、横浜シティガイド協会の斉藤秋造さんの2人が基調講演を行い、横浜で地域活性化に取り組む3人のゲストとジャーナリストの堀潤さんによるパネルディスカッションを通して「『ヨコハマ・ドリーム』のパラダイム転換」について語ろうという内容。
基調講演では、NPO法人「横浜シティガイド協会」(横浜市中区山下町15)の斉藤秋造さんが「幕末・明治から現代までのヨコハマドリームを検証」と題して、全国から起業家が集まった開港期の横浜の歴史をひもとき話をする。また、作家で元長野県知事の田中康夫さん(ワイアンドティ研究所代表理事)が「真の豊かさ・確かさ・美しさとは何か!」をテーマに講演する。
パネルディスカッションには、水産仲卸業の金一グループ会長・坪倉良和さん(一般社団法人ヨコハマイチバ代表)、 まちづくりの資金を集めるクラウドファンディング機能を備えるウェブサイト「ローカル グッド ヨコハマ」を運営する宮島真希子さん(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事)、企業の地域貢献に積極的に取り組む石井直樹さん(石井造園代表取締役)が登壇する。コーディネーターを務めるのはジャーナリストでキャスターの堀潤さん。
主催する横浜の情報を配信するウェブメディア「ヨコハマNOW」代表の渡邊桃伯子さんは「1859年の開港当時、わずか100世帯しかなかった横浜に『ヨコハマ・ドリーム』を持つ人たちが全国各地から一旗揚げようと集まった。日本を取り巻く社会的課題を解決していく新しいビジネスモデルが横浜で生まれている。横浜から、経済的な豊かさだけでなく「心」の豊かさを求める潮流が生み出せたら」と話す。
開催時間は18時~20時。入場無料。終了後には波止場会館1階の「シーサイドラウンジSaLa」(中区海岸通1)で懇親会が開催される(参加費4,000円)。