週末3日間の起業体験イベント「Startup Weekend Yokohama 4」が12月4日~6日、岩崎学園情報科学専門学校(横浜市神奈川区鶴屋町2)で開催される。
Startup Weekendは、金曜の夜から日曜までの54時間で事業アイデアを形にする方法論を学ぶイベント。2009年に米国で始まり、これまで500都市以上、日本国内では26都市で開催され2千人以上が参加している。
起業に関心があるさまざまな背景を持つ参加者がアイデアピッチを行い、ハスラー(企画)・ハッカー(開発者)・デザイナーの役割分担でチームを作り、時間内に必要最小限のビジネスモデルを作り上げる。最終日の夕方には、各チームによるプレゼンテーションと審査が行われ、アイデアの順位が発表される。
今回のイベントの審査員(ジャッジ)は複数のスタートアップ企業の成長支援(営業、広報、採用)を実施する山口豪志さん、複数のベンチャー企業において積極的にアドバイザーを務める喜多埜裕明さん、日報共有に特化した社内ソーシャルコミュニケーションツール「gamba!」の開発・運用を行う森田昌宏さんの3人。
2日目には中谷康晃さん(デジタルガレージ)、西村公志さん(神奈川産業振興センター)、伊藤羊一(ヤフー)さん、和田裕介さん(ワディット)の4人のコーチによるメンタリングが受けられる。
プレイベントとして11月19日に同会場で行われるた「1分間ピッチをやってみて、コツを掴もう!」では、Startup Weekend Yokohamaに参加経験者のある青木洋さん、雨宮優さん、今村鮎子による体験談の発表とゲストスピーカーであるNPO法人Startup Weekendの石原吉浩さんによるStartup Weekend Yokohama 4の概要説明、そして参加者がチームに分かれ1分間のピッチ(発表)が行われた。
石原さんは「Startupと聞くと、いわゆる『意識高い系』のイメージがついてまわるが、むしろアイデア作りから実際に制作して発表するまで一貫した工程を失敗を気にせずチャレンジができるという『世界で唯一かつ最大のすべての起業家の最初の通過点』なので、まずは起業するかどうかにかかわらず、参加者にはこの機会を楽しんでもらえるようにしたい」と話していた。
参加費はTシャツと7回の食事付きで一般=9,800円、学生=7,800円。申し込み締切は11月30日23時。Tシャツはつかないが、最終日のプレゼン見学とパーティーのみの参加も可能で3,000円。