横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で1月23日、次世代振付家を育成するダンスフェスティバル「横浜ダンスコレクション2016」が開幕する。
作品「クオリアの庭 Garden of qualia」©小熊栄
横浜ダンスコレクションは「若手振付家の発掘と育成」と「コンテンポラリーダンスの普及」を目指し、1996年にスタートしたダンスの祭典。21年目を迎える今年は、アジアのダンスフェスティバルとの連携・協働プログラムや世界的に活躍するアーティストによる作品上演を新たな基軸に加え、拡張するアジアのダンスプラットフォームとして多彩なプログラムを展開する。
会場は横浜赤レンガ倉庫1号館、象の鼻テラスほか。
アジアセレクションのプログラムは、日本=横浜ダンスコレクション2005コンペティション受賞振付家・三浦宏之さんによる、身体と感覚に根ざす移動するダンス「クオリアの庭 Garden of qualia」(1月30・31日)、シンガポール=不条理で混沌とした世界における普遍的な人間の有り様、社会情勢への呼応をコンセプトとする「オーガナイズド・カオス Organized Chaos」(2月10・11日、日本初演)、韓国=日韓ダンス交流プロジェクトDance Connection「グロウリング Growling」(2月10・11日、日本初演)。
世界初演となるオープニングプログラム「無・音・花 Silent Flower」(1月23・24日)では、現代美術家・丸山純子さんと横浜ダンスコレクション2004コンペティション受賞振付家のチョン・ヨンドゥさん(韓国)による共同作品を発表する。
主催する横浜市芸術文化振興財団の高野明日実さんは「オープニング作品をはじめ、日本、韓国、シンガポールを代表する注目の振付家の作品、ストリートダンスをルーツとしたクールで新しい表現のダンスなどが見どころ。横浜赤レンガ倉庫1号館2階や屋外広場で上演する無料パフォーマンスも含め、最新のダンスシーンをたっぷり楽しんでもらえたら」と話す。
チケットは各プログラムによる。詳細はホームページから。2月14日まで。