横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で2月11日、インドライオン「ラージャー」の誕生日会が開催される。
ラージャーは、2008年2月11日、よこはま動物園ズーラシア(旭区上白根町1175)で生まれたオスのインドライオン。体長は約2メートル、体重は約170キロ。2014年6月にズーラシアから野毛山動物園に来園した。愛称「ラージャー」はヒンドゥー語で「王」という意味。人懐こく愛きょうのある姿が来園者の人気を呼んでいる。
インドライオンは、インド北西部に分布しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定。アフリカのライオンに比べるとやや小型で、下腹部にひだ状の皮膚のたるみがある。
当日はラージャーの8歳の誕生日を祝い、ライオン展示場で飼育係からラージャーに肉をプレゼントするほか、ラージャーの生い立ちを紹介する特別ガイドを実施する。誕生日会は11時~、14時30分~の2回。
同園広報担当の今村友維子さんは「生まれた時は衰弱していたため、飼育係に育てられたラージャーですが、今では貫禄ある立派なオスライオンに。最近では健康管理の為のトレーニングを行い、麻酔をかけずに採血や体重測定などができるようにもなった。毎年2月11日の誕生日に彼の成長を見にきていただけたらうれしい」と話す。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。同園では2月13日・14日に「のげやまバレンタイン」を開催し、各日入園先着100人にチョコレートをプレゼントする。