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関内で「IoT×ヘルスケア」テーマにアイデアソン 慶応SDMの「システム×デザイン思考」で新事業を創発

3月3日に慶應大学日吉キャンパス(横浜市港北区)で開催されたワークショップの様子

3月3日に慶應大学日吉キャンパス(横浜市港北区)で開催されたワークショップの様子

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 シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で3月12日、「IoT×ヘルスケア」をテーマにしたアイデアソン「IoTはアイデア次第!~IoT×ヘルスケアによるイノベーティブな価値創出体験~」が開催される。新事業アイデアを考えたいITやものづくり関連の中小企業や、ヘルスケア・介護・医療事業者などの参加者を募集している。

「システム×デザイン思考」について講義する白坂成功さん:3月3日

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 主催は経済産業省関東経済産業局と日本立地センターで、横浜市経済局が共催、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科が協力する。アイデアソンは、特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、それをまとめていく形式のワークショップで、アイデアとマラソンを合わせた造語。

 アイデアソンに先立ち、3月3日に慶應義塾大学日吉キャンパス(港北区日吉4)で開催されたセミナーでは、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授の白坂成功さんが「システム×デザイン思考」について、マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパンの西根栄一さんがヘルスケア業界におけるIoT活用について講義とワークショップを行った。

 3月12日は、ジャッジプラス代表で慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の広瀬毅さんがファシリテータを務め、世の中にのさまざまな物体に通信機能を持たせてインターネットに接続する「IoT(Internet of Things:もののインターネット)で、ヘルスケア領域でどのような新事業ができるかを考える。

 グループで出されたアイデアはIoTやヘルスケア、金融の専門家が評価する。審査員は、白坂成功さん(慶応義塾大学大学院准教授)、丸本秀男さん(横浜信用金庫 ふれあい相談室 主任調査役)、笹原英司さん(NPOヘルスケアクラウド研究会理事)、田中浩也さん(慶応義塾大学環境情報学部准教授)。

 イベント終了後には、交流会の場を設け、事業者同士の交流により、新事業アイデアが実際に事業化されることを促す。

 経済産業省関東経済産業局は、政府の「IT新改革戦略」を踏まえ地域経済活性化に向けた中小企業のIT化推進やITベンチャーの育成に取り組んでおり、同イベントもその一環として行われる。

 同局情報政策課の担当者は「世界的な潮流としてIoTによるビジネス変革が始まっている。地域の中小企業もIoTの取組を推進し企業競争力を高めていただきたい。日本の中小企業は高い技術力を持っているといわれるが、IoTのような先端分野で新事業を創出するには技術力だけでなく企画力も必要で、この面で日本の中小企業は弱い。斬新なアイディアを創発し、さらにそのアイディアを実現可能なビジネスモデルへとまとめ上げる力を養う場として企画した。地域中小企業による新事業創出につなげたい」と話す。

 開催時間は10時から17時。参加費は懇親会費として2.000円。定員40人(先着順受付)。

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