さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)で3月24日、「地域課題解決に向けた『IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン』」が開催される。
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの新しい技術と街中の電柱、地域のさまざまな組織などの地域資源を元に、地域課題を解決する持続可能なサービスモデルを、アイデアソンという手法で考える。主催は地域課題解決インフラサービス開発検討委員会(東京電力、ソフトバンク、ベイシスイノベーションなど)、横浜市経済局が後援する。
同委員会は「地域課題解決インフラサービス検討プロジェクト」として、2月8日から3月8日までビーコン技術を活用した「横浜市中区山元小学校通学みまもり実証実験」を実施したほか、兵庫県伊丹市のビーコン利活用事業の事例や、横浜型リビング・ラボを考える勉強会、中区山元町周辺地域の町内会、学校、商店街、福祉、行政関係者などが集まり、地域課題を共有する意見交換会などを行ってきた。
当日は、午前中に「通信技術プラットフォームを活用した新しい未来を描く」と題したセミナーや、同実行委員会のこれまでの活動について共有し、午後からは「IoT×ソーシャルサービス開発」というテーマで地域課題を解決するサービスを考える。
アイデアソンはアイデア+マラソンの造語。ファシリテーターをLean Startup Japan LLC代表社員の和波俊久さんが担当する。コメンテーターとして、横浜市CIO補佐官の福田次郎さん、ともクリエーションズの渡邊桃伯子さん、横浜市経済局成長産業振興課課長の高橋功さん、トークゲストに東京大学公共政策大学院客員教授の奥村祐一さんが参加する。
同実行委員の杉浦裕樹さんは「最新の情報技術と街中にある電柱インフラを活用した地域課題を解決する持続可能なサービスモデルを考える。住民・企業・NPO・学校・行政などの多様な主体の知恵をあわせて『共創』の街づくりを推進していくきっかけになれば」と話している。
開催時間は11時から17時まで、参加費用は一般2,000円(ランチ・ドリンク・茶菓子付)、学生500円。
IoTとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在するさまざまなモノに通信機能を持たせ、インターネットへの接続や、相互通信により、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。