三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)は3月26日から、夜間にライトアップされた桜や古建築を楽しむ「観桜の夕べ」を開催する。
周辺では「本牧さくら祭り」を開催。各飲食店で「桜メニュー」を提供する
「観桜の夕べ」は、桜が咲く春の三溪園を夜間も楽しむことができる毎年恒例のイベント。桜の開花状況に合わせ、開園時間を延長する。横浜地方気象台は3月23日、桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。
期間中は、三溪園を代表する「三重塔」などの歴史的建造物が配置される園内で、ソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラをはじめ、同園の創設者である原三溪の出身地・岐阜県ゆかりの淡墨桜(うすずみざくら)2世、荘川桜(しょうかわざくら)2世、高桑星桜(たかくわほしざくら)など約300本の桜をゆっくり鑑賞することができる。
園内の茶店のひとつ「三溪園茶寮」では、細かく刻んだ桜の葉が入った桜餅のような香りが特徴のワッフルコーン「さくらアイス」などの甘味も販売している。
観覧場所は外苑の大池周辺(17時以降は、内苑、外苑奥、三重塔への山道は立入禁止)。ライトアップは日没前の18時30分頃から。本牧通りから三溪園正門までの約500メートルの道は桜道と呼ばれ、両側の並木が花のトンネルをつくる。
三溪園広報担当の吉川利一さんは「三溪園は周辺の街路樹も桜。周辺では『本牧さくら祭り』も開催中なので、ぜひ三溪園とあわせて楽しんでみては」と話している。
「観桜の夕べ」開催中の開園時間は9時~21時(入園は20時30分まで)。入園料は大人=500円(市内在住65歳以上無料)、小学生=200円。4月3日まで。