横浜駅東口に5月20日、会員制サテライトシェアオフィス「NewWork(ニューワーク) 横浜」(横浜市神奈川区金港町3)がオープンする。
NewWorkは、東京急行電鉄が昨年4月に創設した「社内起業家育成制度」の事業化第一号案件。東急線沿線を中心とした郊外の駅の周辺に、テレワークを導入する企業などを対象に執務環境を提供することで、時間の効率化や通勤が困難な人が自宅近くで勤務できる環境の整備を目指す。同日に自由が丘と吉祥寺も含めた計3店舗が開業するほか、今年度中に、たまプラーザ(6月)や二子玉川(8月)、大阪や名古屋などを含めた約30店舗の順次開業を予定している。
NewWork 横浜は店舗面積約243平方メートル、席数72席(固定席14席含む)で、4人用の会議室2室やテレフォンブース、複合機、自動販売機、飲食ができるラウンジも用意。「オフィスでも自宅でもない空間」を意識し、木材を多く使ったカフェのような雰囲気に仕上げた。設計・デザインはスタジオアハレ(中区)、施工はルーヴィス(南区)。
会員はすべての店舗を利用することができ、東急グループが運営するホテルの一部でゲストラウンジも利用することができる。利用料金は従量制プランが月5,000円+8時間以上は1時間500円、固定プランが月3万円使い放題で、固定席は月8万円を予定。スタッフは常駐せず巡回制で、専用のICカードで利用料金を算出する。会議室は1時間2,000円で、ウェブから予約できる。
NewWork事業担当の野崎大裕さんは「保育園からいつ呼び出しがあるかわからない時短勤務の社員など、社内外のニーズを取り込んだ。会員同士の交流をはかるセミナーなどのイベントも今後は企画していきたい」と話す。現在外資系や東京に支店のない地方企業からの問い合わせがあるという。
営業時間は8時~21時30分(6月末までは20時まで)。問い合わせはホームページから。