象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で9月28日から、メンズブランド「MITSUSHI YANAIHARA(ミツシヤナイハラ)」の2017春夏シーズン新作発表会「FLOATING LIFE展 “浮世に着る服”」が開催されている。
デザイナーの矢内原充志さんは、1975年愛媛県生まれ、横浜在住。舞台衣装からファッションデザイナーのキャリアをスタートさせ、2011年にメンズブランド「MITSUSHI YANAIHARA」を立ち上げた。現在、関内のアトリエを拠点に、地元・今治市の商業施設のコンセプトデザインや、瀬戸内国際芸術祭、シンガポール国際芸術祭での舞台公演の衣装デザインなど、アートから街づくりまで国内外のプロジェクトに携わる。
今回のコレクションは、2014年春夏シーズンから4シーズンぶり。新作プロモーションとしては初めての横浜での開催となる。また、通常はバイヤーやプレス向けの展示会を、一般の人にもオープンにしたいと、参加型のインスタレーションの中で服を試着できるようになっている。
仕掛けが施された"試着室"で鏡に映るのは、さまざまな角度から見た自分や、歪んだ自分、数十秒前の自分。矢内原さんは「人は普段、自分自身の一部しか見ることができていない。客観的にいろんな自分の姿を見ることで、今見えているのが本当にあなたですかと、ちょっと疑うということができたら」と話す。
開催時間は11時~18時。会期は10月2日まで(最終日は17時終了)。9月30日には、新作コレクションをまとったダンサーによるパフォーマンスも行われる(17時~17時15分)。入場無料。