今年で41回目を迎える中区民祭り「ハローよこはま2016」が10月9日、横浜公園と日本大通りで開催された。
同イベントは、2017年の「中区制90周年」「開港記念会館100周年」プレイベント、「第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業」として開催され、14万人が参加した。
今年のテーマは「東日本大震災復興支援・平成28年熊本地震復興支援~つながる しあわせ~」で、岩手県・宮城県・福島県・熊本県・大分県の特産品などを販売する「震災復興支援マルシェ」が開催された。
また、イベントは「国際都市横浜・多文化を育むまち中区」「子どもや青少年の創造性育成」を意識したプログラム構成で、中区に拠点を置くNPOなどの非営利団体や企業によるブース出展や、日中韓の料理を提供するフードコート、中華獅子舞、韓国伝統芸能などのアジア太平洋地域の芸能のほか、米海軍第7艦隊音楽隊によるバンド演奏、児童合唱団「赤い靴ジュニアコーラス」による合唱などのステージイベントが行われた。
横浜公園で行われた「中区制90周年キャッチフレーズ発表イベント」では、831点の応募の中から選ばれた最優秀作品「かがやく港 ときめく未来 中区制90周年」が披露され、応募した池永 一広さん(大阪府在住)らが登壇した 。
開催式典で、横浜市中区の三上章彦区長は「この横浜市中区で開港の歴史が始まって157年。15万人の区民の10人に1人は外国籍という中区で、多文化共生の取り組みを進めながら安心安全な地域をつくっていきたい」と話した。
「第50回アジア開発銀行年次総会」は、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに2017年5月4日~7日に、アジア各国の財務大臣、中央銀行総裁、金融機関関係者、NGOなどが参加して、パシフィコ横浜などで開催される国際会議。横浜市内18区で関連イベントが開催されている。