横浜スカイビル(横浜市西区高島2)で現在、同ビル20周年特別企画として、アーティストの清川あさみさんによる作品展「ASAMI KIYOKAWA SKY 20TH ANNIVERSARY EXHIBITION」が開催されている。
横浜スカイビルは、1996年9月に現在の地上30階、地下3階建ての大規模複合ビル「スカイビル」として誕生。今年1月にはメインビジュアルをリニューアルし、「昼も夜もスカイビル」のコピーが付けられた。8月には金魚絵師の深堀隆介さんによる作品展「キンギョ イン ザ スカイ」を開催。今回の展示は、第2弾企画となる。
清川さんは、1979年生まれ。2003年から写真に刺繍を施す手法を用いた作品制作を開始し、多数の展覧会を行ってきた。代表作に「美女採集」、高橋コレクションに所蔵されている「コンプレックス」シリーズがある。「人魚姫」「銀河鉄道の夜」(リトルモア)など絵本や作品集など著書も多数あり、作家・谷川俊太郎さんとの共作絵本「かみさまはいる いない?」は2年に1度の児童書の世界大会の日本代表に選ばれた。さらに最近はプロダクトデザインや空間内装ディレクションなど活躍の場を広げ、10月から放送されているNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のオープニング映像やヒロインポスターの制作を手がけている。
今回の展示は、スカイビル20周年のテーマ「Make the innovation」をイメージしたインスタレーション。 清川さんは「常に変化し続ける20年目のスカイビル。自由や解放をテーマにインスタレーションを作った。沢山の鳥たちが向かう先は空より、宇宙よりもっと先。未来に向かって羽ばたいて行く」との思いを込めたという。
会場は10階中央広場および地下2階エントランス。いずれも観覧無料。期間は11月20日まで。