相鉄グループと高島屋が、横浜駅西口地区の活性化に向け、横浜を次世代にふさわしい最先端の都市とするために、協業できるベンチャー企業を募集している。
両社は、「横浜“発・初”イノベーションプロジェクト」として、相鉄・高島屋の両グループが持つ経営リソースを提供し、ベンチャー企業が持つプロダクト・サービスを活用したテストマーケティングをバックアップする「アクセラレーションプログラム」を共同で開催する。
同プログラムは、横浜駅西口を発展の礎としてきた相鉄グループと高島屋が、横浜駅西口で「高感度」かつ「好感度」な「まちづくり」を進めることを目指して企画された。
プログラムに参加する企業には、高島屋横浜店、ジョイナス、相鉄ローゼン、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの購買情報や、相鉄線・相鉄バスの乗降データ、200万人以上の会員情報などのデータをリソースとして提供する。
募集対象は、概ね起業後10年以内のベンチャー企業。11月下旬に書類審査、12月初旬に面談で参加企業を決め、2017年1月から3月までテストマーケティングに取り組む。期間中は、スタートアップ支援の専門家、相鉄・高島屋の各事業部門担当者らが、ビジネスモデル・サービス開発、経営リソースの活用に関してアドバイス・社内調整を行い、事業推進に共同で取り組む。
3月末に成果発表を行い、優れた企業3社には賞金20万円を授与する。また、今後の業務提携の可能性もある。
相鉄アーバンクリエイツ横浜駅西口事業部課長の鳥畑智紀さんは「このプログラムを経て、最終的には選定されたベンチャー企業が大きく成長し、横浜の特徴となるプロダクト・サービスが生まれていることが理想。そして、横浜駅西口を新しいことをやっている、面白いことがある、行って楽しいと思っていただける街にしていきたい」と話している。
プログラムの説明会・交流会2回目が、11月1日18時から横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(横浜市西区北幸1)で開催される。参加費は無料(定員50人)。応募締切は11月20日まで。詳細・申込は「相鉄×高島屋アクセラレーションプログラム」ホームページで。