横浜ワールドポーターズ（横浜市中区新港2）2階特設会場で11月26日と27日、中高生を対象にした環境イベント「かんきょう文化祭」が開催されている。

ファッションショーはリメイクアーティストのKAIEさんがコーディネート

　「かんきょう文化祭」は、ライフスタイルの中にエコロジカルな考え方を持って欲しいと一般社団法人かんきょうデザインプロジェクト（中区山下町86）が企画した。

　夏休みには、リサイクル施設・廃棄物処理施設の見学ツアーや、地産地消の大切さや食品ロスを考える試食会・畑ツアー、廃材をつかったものづくりワークショップなどを実施してきた。この2日間で、これまでの取り組みの成果を発表する。

　中高生のための「かんきょう『組写』フォトコンテスト」では、公募テーマ「LOVE EARTH ～かけがえのない地球だから～」のもとに応募された作品を会場に展示。来場者による審査・投票で入賞者を決定し、27日に表彰式を行う。

　「廃材ものづくりコンテスト」では、捨てられる素材を生かし、他の素材との組み合わせやデザインによって新しい価値を生み出す「アップサイクル」の手法で、廃材からつくったスピーカーで街で拾い集めた音源を流す。26日にはスマートフォン用スピーカー制作ワークショップが行われる。

　会場には、中高生が古着をリメイクしてつくった作品を紹介している。指導したのはリメイクアーティストのKAIE（カイエ） さん。高校生のダンサーたちによる「きって、はって、縫って 古着リメイクファッションショー」は、27日13時30分と16時30分から行われる。

　同団体は、イベントの実施に向けて、企業・団体からの協賛金のほか、市内のNPO法人が運営する地域情報サイト「LOCAL GOOD YOKOHAMA」のクラウドファンディングで資金を集めた。

　かんきょうデザインプロジェクト代表の武松昭男さんは「多くの個人・企業の協力により開催することができて感謝している。環境やごみを考えることはクリエイティブなこと。27日はクラシックバレーを学ぶ高校生によるファッションショーと、複数の写真を組み合わせて『環境』を表現するフォトコンテストの審査・投票も行われる。中高生がそれぞれの目線で環境活動に取り組んできた成果をぜひ見に来て欲しい」と話している。

　開催時間は26日=11時～19時、27日=11時～18時。参加費無料。