高架下スタジオSite-Aギャラリー(横浜市中区黄金町1)で現在、宿泊型のアートスペース「kumagusuku」(京都府京都市)のコンセプトを再現した展覧会「kumagusuku『attraction /アトラクション』」が開催されている。
展示装置とベッドやソファを組み合わせ、一つ一つの作品をじっくり鑑賞できる空間に
「kumagusuku」は、美術家の矢津吉隆さんが2015年に京都に開設した“アート”と“ホステル”を融合させた宿泊型アートスペース。今回の展示では、作品とじっくり向き合うことを目指して矢津さんが新たに制作した展示のための「装置」を使い、黄金町のアーティスト3組の作品を展示する。
出展作家は、黄金町で滞在制作を行っているタオ・ウェイさん、木村有貴子さん、スザンヌ・ムーニーさん。
展示の企画を担当した黄金町エリアマネジメントセンターの佐脇三乃里さんは「それぞれの小さな空間に合わせて作品を展示しているので、大きな空間で見ているようなスケール感も楽しめる。作品の素材感や色の重ね方を深く味わってほしい」と話している。
展示は12月25日まで(月曜休館)。開館時間は11時~19時。入場無料。