ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」が閉館回避

　--この場所で映画館を続けたい！

　閉館待ったなしの横浜のミニシアター＜シネマ・ジャック&ベティ＞にご支援をお願いします

　と掲げて、11月下旬に、3000万円を目標としたクラウドファンディング（以下CF）を立ち上げたミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」が、12月11日、同CFで100%を達成した。

＞＞ミニシアター「ジャック＆ベティ」が「閉館待ったなし」　修繕費などの支援を募集（2023.11.24）

「シネマ・ジャック&ベティ」からのメッセージ（CF開始時）

　以下は、ヨコハマ経済新聞が、CF開始時に現地から生配信した動画。現副支配人の小林良夫さんらが思いを語った。

「シネマ・ジャック&ベティ」からの3000万達成のメッセージ

　12月11日、0時45分、東京都在住の支援者が1万円を支援して、3000万9120円で達成。1715人目の支援だった。8時台に、小林さんから、達成のメッセージが届いたので紹介したい。

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　クラウドファンデングで目標としていた3000万円に達しました。ネット上だけでなく、窓口や振込でも多くのご支援頂いております。

　皆様、本当にありがとうございます。スタッフ一同心より感謝しております。

　必要な金額が途方もなく大きな一方で、切羽詰まった状況もあり設定した約2ヶ月という短すぎる期間でした。

　それをも遥かに上回る早さで目標に到達することができたのは、ジャック＆ベティが残り続けてほしいという多くの方々の強い期待によるもので、その責任を受け止めて努力していかなければと思いを新たにしています。

　今回、当館には来たことがないという遠方の方からのご支援も多く頂きました。「自分の街からは映画館が無くなってしまった。これ以上は無くならないで欲しい」という思いの込められたものでした。全国で同様に厳しい状況におかれた街の映画館・ミニシアターにとっても希望になる例となれば嬉しいです。

　ジャック＆ベティとしては、目標金額を集めて終わりではなく、これからの日々の積み重ねこそが大事だと考えています。これまで行ってきたことの継続だけではなく、"& cinema アンドシネマ"として掲げた目標も果たしていきます。皆様どうか引き続き見守って頂けますと幸いです

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　横浜の映画の灯が、街の人、映画を愛する人たちの思いで、明日へと受け継がれていく。

紀あさ + ヨコハマ経済新聞編集部