NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは2月4日午後、さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)で、フェアトレードや地産地消など地球に負荷をかけず、人権にも配慮した新しい消費のかたち「エシカル消費」をテーマにした講演会を開催する。
「エシカル」という言葉には「倫理的」という意味がある。地球を「持続可能」にし、人権が守られる社会を維持していくために、消費者も原料や工程に配慮したモノやサービスを選択・購入することを「エシカル消費」と呼び、内閣府消費者庁なども「『倫理的消費』調査研究会」を開催し、議論を深めている。
今回のゲストは、この調査委員会座長で日本エシカル推進協議会代表、東京大学名誉教授の山本良一さん。「世界の未来を変える『エシカル消費』~地域からの取組の可能性」と題し、講演する。
山本さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで使う資材等について、持続可能なエネルギー・素材をなどを調達する「エシカル五輪」を提唱している。講演では、地球環境の大きな危機など背景から解きほぐし、倫理的消費が必要とされている背景や各国の取り組み、消費者が果たす役割について、ダイナミックに解説する。また、企業のCSR活動などについても言及する。
今回の講演は、横浜市とNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボがこの1年取り組んできた横浜市消費生活協働促進事業「地域を知る・エシカルを知る ソーシャルな消費者養成講座」の一環として開催される。
講演会は13時30分から15時30分。後半には、感想の共有とこれからのアクションについて考える簡単な交流タイムも設けられる。参加費一般500円、学生無料。
問い合わせ、申し込みはウェブサイトから。