シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で2月25日から、映像制作集団「空族」の最新作『バンコクナイツ』(2016年、富田克也監督)が公開されている。
同作は、地方都市の移民労働者の実態を描いた『サウダーヂ』(2011年)で話題を集めた空族が、構想に約10年をかけて完成させた182分の長編。タイ・バンコクの日本人専門の歓楽街“タニヤ通り”やタイ東北部のイサーン地方を舞台に、イサーン地方出身の娼婦と元自衛隊員の逃避行をタイ、ラオスオールロケで追う。
公開2日目の26日には、富田監督と共同脚本の相澤虎之助さん、出演者のスベンジャ・ポンコンさん、スナン・プーウィセットさん、チュティパー・ポンピアンさん、タンヤラット・コンプーさん、川瀬陽太さんが舞台あいさつに登壇。富田監督は「バンコクの労働力はイサーン地方からの労働者に支えられている。魅力的でパワフルなイサーンの名前を覚えて帰っていただければ」と話した。
また、タイ料理店や食材店、マッサージ店が密集し”タイタウン"とも呼ばれる若葉町で映画の余韻を楽しんでもらおうと、劇場では同作公開記念の劇場周辺オリジナルマップ「ワカバンコクナイツ マップ」を配布する。
上映期間は3月10日まで(以降は未定)。上映時間は3月3日まで=13時~/20時15分~、3月4日~10日=15時45分~。チケットは一般1,000円、大専・高校以下1,800円、シニア1,500円(20時15分の回はレイトショー割引)。