横浜元町ショッピングストリート(横浜市中区元町)で3月12日、「第13回セントパトリックデー・パレード横浜元町」が開催される。
セントパトリックデー・パレード(St.Patrick's day)は、アイルランド共和国の祝日「セント・パトリック・デー」(3月17日)を祝う祭り。前後の休日には世界各地でパレードが催され、シンボルカラーのグリーンの衣装を身につけた人々が街をパレードする。
横浜元町のパレードは2004年の開始以来、春を呼ぶ祭りとして定着。元町通りにアイルランドの音楽が流れ、アイルランドの国旗をイメージした緑・白・オレンジの3色の風船が街を彩り、パレードやアイリッシュミュージックライブ、野外ダンスパーティー「オープンエアケーリー」が行われる。
隊列には、セントパトリックを先頭に在日米陸軍軍楽隊、元町SS会、米海軍横須賀基地キニックハイスクールカラーガード(NJROTC)、フェリス女学院モバイルコンシェルジュ、東京パイプバンド、ヨコハマリトルメジャレッツ、キリンビール、ハードロックカフェ横浜などが参加予定。開催時間は、オープニングセレモニー=13時~、パレード=14時~、オープンエアケーリー=15時20分~。
セントパトリックデー・パレード横浜元町実行委員会の担当者は「今年は日本・アイルランド外交関係樹立60周年で、アイルランド移民の子孫である J・F・ケネディ生誕100周年の年にもあたる。元町通りで青空のもと繰り広げられるダンスと音楽を楽しんでもらえたら」と話す。
セント・パトリックは、5世紀ころアイルランドにキリスト教をもたらした宣教者で、3月17日はセント・パトリックの命日にあたる。アイルランドの守護聖人として現在も親しまれており、キリスト教の布教でアイルランドを訪れた際に、アイルランドの国花「三つ葉のシャムロック」で三位一体を伝道したといわれている。