BankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3)で3月17日から19日まで、「横浜国立大学大学院都市イノベーション学府展『横浜大改造計画』」が開催されている。
同展は、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院の大学院の学生たちが企画・運営、同大学院の教授らが総合監修する。2013年から始まり5回目となる今回は「横浜大改造計画」と題して、修了作品・論文の展示のほか、創立10年を迎えるY-GSAによる「Y-GSA展」、芸術文化の理論と実践を融合する「Y-GSC展」、土木学生による「ニュードボク宣言」、学生有志による学領域横断のプロジェクト「2.5次元都市ヨコハマ」の4つの特別展示を行うほか、ゲストを迎えた講演やワークショップなどが行われる。
横浜国立大学大学院都市イノベーション学府・研究院は「都市」をテーマにした文理融合の大学院で、建築、芸術、土木工学、国際社会学などを専門とする大学院生が、実際に「都市」に関わりながら学んでいる。修了作品は多様で分野も多岐にわたる。
17日は、横浜国立大学建築学教室のOBを中心とする「円錐会」との共催で「Y-GSAシンポジウム」、修士課程の学生による優秀論文口頭発表などが行われる。18日は、特別講義として、芸術論を教える平倉圭さんによる「芸術のリバースエンジニアリング」や、細田暁さんと藤原徹平さんによる「土木建築越境 熱血講義:津田永忠を題材にして」が行われる。
19日には、野原卓さん、山下裕子さん、中島直人さん、連勇太朗さんなど各界でまちに関わるゲストを招き、自らの力を地域で発揮する「アーバニスト」の可能性について考える「アーバニストスクールミニシンポジウム」も開催される。
19日16時からアフターパーティーも開催される。開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。来場者には都市イノベーションYEARBOOKを配布する。
また期間中、「横浜国立大学建築卒業設計展『nomadic exhibition』」も同時開催される。会場は、BankART Studio NYK2階のほか、泰生ポーチ(中区相生町2)や、横浜赤レンガ倉庫1号館(中区新港1)、CASACO(西区東ケ丘23)など複数会場で実施される。