有隣堂伊勢佐木町本店 別館(横浜市中区伊勢佐木町1)で3月27日、社会のために行動を起こしたい10代の若者を対象としたイベント「10代が世界を変える?!~今日から私ができること~」が開催される。
イベントは2部制で、1部は「先輩の話を聞いてみよう!」と題して、社会貢献に取り組む現役大学生の対談、2部は「社会の変え方」をテーマに参加型ワークショップを行う。
1部では、中学生で起業し、昨年11月にハーバードビジネスレビューによる「未来をつくるU-40経営者」20人に選出された、慶應義塾大学1年の仁禮(にれい)彩香さんと、中学生でボランティアグループを立ち上げ、10代ではじめてNHK日曜討論に出演した同大2年の富樫泰良さんが対談する。
2部は、世界最大級の国際NGO「オックスファム・ジャパン」で、若者のリーダーシップトレーニングをしてきた鈴木洋一さん(Wake Up Japan 共同代表)らが講師となりワークショップを行う。
主催は、慶應義塾大学の学生が中心となり、千葉県御宿町と横浜市中区に拠点を置き、地方活性化に取り組む「オール・ニッポン・レノベーション」。代表理事の富樫さんが昨夏「ボクらのキボウ 政治のリアル」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版したことがきっかけとなり、有隣堂と10代を応援する企画を開催することにつながった。
ワークショップでは、チームビルディングやリーダーシップトレーニング、アイスブレイクなどを行い、参加者が体験しながら学ぶことができる。イベント終了後には交流会も行う。会場では講師らが活動するきっかけになった本やおすすめの本も並ぶ。
富樫さんは「講師らは活動をしていくなかで『中学生だから』『高校生だから』と、年齢を理由に壁にぶつかってきた。対談では、それをどう乗り越えてきたのか、応援してくれる大人の探し方など活動のヒントとなる話をしたい。社会で活動したいけどためらってしまう、そんな10代の背中を押せるような企画。ここで仲間が見つかり、アクションが生まれたら」と意気込みを語った。
開催時間は13時~16時(12時30分開場)。参加費無料(交流会含む)。