京浜急行電鉄(東京都港区)は3月28日、京急電鉄の鉄道情報が便利に取得できる「京急線アプリ」の配信を開始する。
同アプリは、列車の運行情報を知らせる「運行情報プッシュ機能」を備えるほか、駅ごとに現在時刻での行先別の発車案内情報を提供する。
また、通常の乗換案内とは別に「時間はかかっても比較的空いている電車で行きたい」というニーズに応える乗換検索「ゆったり電車で行こう」機能を備える。通常の速達性を重視した乗換案内ではなく、比較的空いている「普通」と「エアポート急行」のみを利用した検索結果が表示される。若干時間はかかるが空いている普通電車で、ゆったりと行く場合の到着時間がわかる。
運行状況を知らせる画面では、トップ画面の発車案内下部に遅延などの情報をテロップで表示する。平常運行時には、トップ画面の運行情報が流れるテロップ部分に、京急の電車が走る「遊び心」も。毎日アプリを開きたくなるような演出として、レアな電車が走るラッキーチャンスも設定されるという。
列車に遅れなどが発生した場合のプッシュ通知は、受ける曜日や時間帯が選択でき、生活に合わせて使うことができる。
また、「京急線アプリ」の配信をはじめる28日にサービスを開始する京急線の座席指定券購入サイト「KQuick」とも連携し、モーニング・ウィング号&ウィング号の空席情報を確認することができる。
そのほか、各駅の構内図が確認できる「駅構内図」、京急グループのニューストピックスを紹介する「京急ニュース」、京急線の「路線図」や「遅延証明書」の表示などの機能を備える。
配信開始は3月28日10時から。Android版はOS4.4~6.0、iPhone版はiOS9以降に対応。ダウンロード、利用ともに無料(通信にかかる費用は利用者負担)。