ダイバーシティ(多様性)をキーワードに活動する一般社団法人「ヨコハマプロジェクト」(横浜市港北区大曽根2)は4月22日、山下公園おまつり広場周辺で、ダウン症のある子どもと家族とともに約1キロの公園内のコースを歩くバディウォークイベント「バディウォーク in ヨコハマ」を開催する。
バディウォークは、ダウン症を理解・受容し、共に生きることを促進するイベントで、1995年にニューヨークで始まった。国内では東京、仙台、名古屋、京都、長崎などで開催されている。
会場内では、横浜市立大学ビッグバンド「Second Wind Jazz Orchestra」のジャズ演奏、知的障がいのある青少年らによる和太鼓グループ「あらじん」、慶応義塾大学ジャグリングサークル「I-Wing」、横浜市立東高校のチアダンス部、丸の内朝大学「 Morning Diamonds」、ダンスチーム「スリーセブン」によるパフォーマンスや、アート体験、ジャグリング体験、セラピードッグなど体験型のワークショップのほか、家族の思い出を写すファミリーフォトなど多彩な企画が行われる。
ヨコハマプロジェクトは、ダウン症のある人たちを知るイベントの開催をきっかけに2014年12月に任意団体として発足し、2015年秋に一般社団法人となった。
同団体は、イベント開催にあたり、記念Tシャツ「つながるTシャツ」や、手旗、お手玉、ポンポンなどのイベントグッズの製作を福祉作業施設に依頼した。
ヨコハマプロジェクト代表の近藤寛子さんは「障がいのある人もない人も互いを認め合い、ともに力を発揮できる社会づくりへの貢献をめざし『多様性』をコンセプトに活動している。ぜひ、一緒に歩いて欲しい」と話している。
開催時間は12時~15時(11時30分開場)。参加費無料。