YCC ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)で7月7日午前0時から、現代美術家でホーメイ歌手の山川冬樹さんによる70時間連続パフォーマンス公演「YCC Temporary 山川冬樹:LIVE FOR 70 HOURS」が開催される。
同公演は、1組のアーティストが一つの空間で1作品を発表するアートプログラム・シリーズ「YCC Temporary」の第2弾。今回はホーメイ歌手としても国際的に知られる山川冬樹さんが、「LIVE(生きる/ライヴ)」をテーマに70時間にわたって身体、音響、光、映像などさまざまな要素を駆使して歴史的建造物の空間と対峙する。
山川さんは、1973年ロンドン生まれ、横浜市在住。心臓の鼓動の速度や強さを意識的に制御し、それを電子聴診器を用いて光と音に還元するパフォーマンスや、骨伝導マイクで頭蓋骨の振動を増幅したパフォーマンスで、国内外のアート・フェスティバルなどに参加してきた。また、一人で同時に二つの声で歌うと言われる、アジア中央部の伝統歌唱「ホーメイ」歌手としても知られている。2015年横浜文化賞 文化・芸術奨励賞受賞。
山川さんは今回の公演について「『ライヴ』という最も原始的な、生の時間に直接かかわる表現形態に取り組んできた者として、その呼称の意味するところに立ち返り、根本からその在り方を問い直さなければならない」と記している。
開催時間は7月7日午前0時~9日22時(開演20分前開場)。会場はYCC ヨコハマ創造都市センター1階ギャラリー。料金は前売1,500円(6日の購入はクレジットカードのみ)、当日1,800円(会場販売のみ)。全席自由。連続開館中は自由に入退場可(混雑状況により入場制限あり)。