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横浜市開港記念会館で中村高寛監督「禅と骨」完成披露プレミア上映会 田原総一朗さんら招きシンポジウムも

ドラマパートではウエンツ瑛士さんがヘンリ・ミトワさんを演じる

ドラマパートではウエンツ瑛士さんがヘンリ・ミトワさんを演じる

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 横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で7月23日、中村高寛監督の長編ドキュメンタリー作品「禅と骨」のシンポジウム付き完成披露プレミア上映会が開催される。

11年ぶりの作品発表となる中村高寛監督

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 「禅と骨」は、2006年に公開されたドキュメンタリー「ヨコハマメリー」の中村監督が8年を費やして完成させた最新作。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた日系アメリカ人で、京都嵐山・天龍寺の禅僧として晩年を過ごしていた「青い目の禅僧」ヘンリ・ミトワさんの波乱に満ちた人生を、ドラマやアニメなどジャンルを横断した異色のドキュメンタリー映画として描く。ドラマパートの出演はウエンツ瑛士さん、余貴美子さんら、ナレーションは仲村トオルさん。

 完成披露プレミア上映会は、2017年7月1日に開館100周年を迎えた横浜市開港記念会館の記念イベントとして実施。昼の部(13時~16時)では、ジャーナリストの田原総一朗さんと映画監督・作家の森達也さんを招き、「ドキュメンタリーってなんだ?」をテーマにドキュメンタリー作品のあり方、可能性についての考察を深める。夜の部(17時~20時)のゲストはフランス文学者の鹿島茂さんと、映画監督で「禅と骨」プロデューサーでもある林海象さん。「私たちの映画愛」をテーマに、本作の重層的テーマを多角的に紐解いていく。進行は昼の部・夜の部共に中村監督が務める。

 中村監督は作品について「本作は、禅僧の彼を紹介したり、禅の教えを説いた内容では全くない。では何故、『禅と骨』なのか?それは撮影中、ある住職の言葉が、この映画のスタイルを決める指針となったからだ。 『どんな仕事をしていても、その道を極めていけば、すべては“禅”に通じていく』という。頭の中で何かが閃いた気がした。私は“映画”という道で、それをやればいいのだと。」とコメントしている。

 昼の部・夜の部共に、映画上映127分・シンポジウム60分を予定。チケットは各部2,000円(イープラスで販売、問い合わせはザジフィルムズ03-3490-4148)。

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