16日よりパシフィコ横浜で行われてきた「第12回フランス映画祭横浜2004」の観客賞が、最終日20日のクロージング・セレモニーで『ぼくセザール10歳半1m39cm』に決まった。セレモニーでは俳優の別所哲也さんがプレゼンターを務め、女優でフランス代表団長のエマニュエル・ベアールさんとともに、受賞作品の名前を読み上げた。同作品は、10歳半の少年セザールの視点から語られる「恋」と「勇気」の物語で、一貫して1m39cmのカメラポジションから撮影されている。主演のジュール・シュトリクさんは14歳。受賞の喜びと感謝の気持ちを述べた上で「作品を通じて、自国フランスの文化がもっと伝わっていってほしい」と語った。日本ではアスミックエース配給で、7月下旬に日比谷スカラ座2、新宿武蔵野館ほかにて公開される。ぼくセザール10歳半1m39cm(アスミックエース)