横浜情報文化センター「情文ホール」(横浜市中区日本大通11)で10月31日、横浜の課題を若者のアイデアや発想と情報技術・デザイン力を使って解決するためのプログラム「YOKOHAMA YOUTH Ups!(横浜ユースアップス)2017-2018」のキックオフイベントが開催される。
4年目を迎える同事業のキックオフイベントは「公民の多様なつながりで創る横浜のオープンイノベーション」をテーマに、多様な民間主体が対話を重ねることで、官民のデータ活用やオープンイノベーションを推進するための仕組みをつくることを目的に、横浜市と横浜オープンデータソリューション発展委員会が開催する。
関啓一郎さん(総務省 関東総合通信局局長)と大澤幸生さん(東京大学システム創成学専攻教授)の講演のほか、横浜市立大学、横浜国立大学、東京大学、横浜商科大学、情報科学専門学校などの生徒や教員による活動紹介、「リビングラボの可能性」をテーマに、ユーディット、富士通エフサス、NTTテクノクロス、オンデザインパートナーズ、太陽住建、アクセンチュアなどの企業担当者が登壇するディスカッションが行われる。
横浜市政策局共創推進室の担当者は「この4年間で、横浜市ではオープンデータやデジタルテクノロジーの利活用が進み、『リビングラボ』のように住民を中心にして企業やNPO、大学などの多様な主体が地域課題を解決し、ビジネスやサービスを創発する場やプロジェクトが生まれてきている。若者たちのアイデアや発想を具現化し、社会に流通させることができる環境が育まれてきている。若者はもちろんのこと、若者との共創によって、新たなビジネスやサービス、社会課題へのソリューションを創発しようと志す企業人やNPOスタッフ、研究者、行政職員に参加してほしい」と話している。
開催時間は17時45分から20時45分。参加費無料。
また、同日15時から、同会場で、横浜市政策局主催のフォーラム「これからのデータ活用を考える」が開催される。内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室 内閣参事官の柴﨑哲也さんの講演のほか、田居夏生さん(NTTドコモイノベーション統括部)、笠原一さん(ジェネクスト)、杉浦裕樹さん(横浜コミュニティデザイン・ラボ)、岩崎学さん(横浜市立大学データサイエンス推進センター)、小澤孝洋さん(IT総合戦略室)によるパネルディスカッション、横浜市の取組紹介などが行われる。