パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で11月7日、図書館に関連する最新の技術やサービスを紹介する「第19回図書館総合展/公共施設複合化フェア/教育・学術情報オープンサミット2017」が開幕した。
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同展は、第19回目となる国内最大の図書館関連イベント。図書館運営者、行政関係者、教育関係者、メディア・情報関連業関連企業などが集まり、読書・学習・研究環境についての最新技術と知見を紹介する。今年は「公共施設複合化フェア」を併催し、図書館を超えた公共施設運営に役立つ情報を提供する。
期間中は、141の企業・団体が図書館に関連するサービスや取り組みなどを紹介するブース出展をするほか、約90の講演会やフォーラムを開催。研究者、学生、各種図書館、NPOなどによる80のポスターセッションも行われる。
会場内では、ブース展示のほか、少人数の講演を行う「スピーカーズ・コーナー」、「メーカーズ・ラボ」、「会場内書店」、図書館を楽しみたい人向けの同人誌即売会「としょけっと」などのコーナーが設けられている。
9日には、慶應義塾大学と有隣堂による 「『Life with Reading』~読書のコツや楽しみ方を伝える27個のことば」、「グローバルとローカルをつなぐ対話・発信力の革新」(森永エンゼル財団)、「図書館と地域創造」(図書館総合展運営委員会)、デジタルアーカイブによる地域文化資源の保存と活用施」(大日本印刷)などのセッションが行われる。
主催する図書館総合展運営委員会の長沖竜二事務局長は「図書館総合展は、図書館に関する全てが集まるイベント。図書館関係者以外でも、本が好きな一般の方にとっても一日楽しめるさまざまな企画を用意している。ぜひ足を運んで欲しい」と話している。
会場はパシフィコ横浜 展示ホールDおよびアネックスホール。開場時間は10時~18時。入場無料。11月9日まで。