ホテルニューグランド(横浜市中区山下町10)で11月9日、戦前生まれの9つのホテルからなる「日本クラシックホテルの会」の発足記念発表会が行われた。
加盟ホテルはホテルニューグランドのほか、東京ステーションホテル(東京都千代田区・創業1915年)、富士屋ホテル(神奈川県箱根町・創業1878年)、万平ホテル(長野県軽井沢町・創業1894年)、日光金谷ホテル(栃木県日光市・創業1873年)、川奈ホテル(静岡県伊東市・開業1936年)、蒲郡クラシックホテル(愛知県蒲郡市・開業1934年)、奈良ホテル(奈良市・創業1909年)、雲仙観光ホテル(長崎県雲仙市・創業1935年)。
第二次大戦前に創業し、創業当時の経営方針が継承されていること、戦前に建設された建物を維持していること、文化財や産業遺産などの認定を受けていることなどを加盟条件とした。共同でPR活動を行い、急増する訪日外国人客の取り込みを狙う。
各ホテルで販売する「クラシックホテルパスポート」(1,500円)には、宿泊の際にスタンプが押印できる。スタンプを集めることで、食事券や宿泊券がもらえる。
また、「クラシックカクテルフェア」(2018年3月31日まで)では、各ホテルの歴史の中で愛されてきた記念カクテルなど、1ホテルが1カクテルを用意。9種類のカクテルを9つのホテルすべての共通メニューとして提供する。
「日本クラシックホテルの会」事務局を務めるホテル、ニューグランドの濱田賢治代表取締役社長は「和洋の文化が混在した日本ならではのクラシックホテルブランドに磨きをかけていき、国内外の方にその価値をアピールしていきたい」と話した。