横浜中華街のすし店「辰すし」(横浜市中区山下町189、TEL:045-651-2992)がランチタイムに、酢飯でつくる創作メニュー「ヨコハマシャリランカカレー」を提供している。
さば味噌ドライカレーのネギ盛卵黄のせ「すし屋のドライカレー」
シャリランカカレーは、スリランカのカツオ節使う食文化をヒントに考案したドライカレーに、寿司シャリと海鮮の漬けとを合わせ、和風のカレーあんを回し掛けした創作料理。
すし屋のガリのピクルスや、カツオ節のつくだ煮を添えて味に変化を与え、仕上げにスリランカのカツオ節「モルジブフィッシュ」を振りかける。和風のカレーあんには片栗粉ではなく、日本料理や和菓子、漢方に使う「吉野くず」を使うことで、口当たりよい「とろみ」を出している。
トッピングには、マグロの尾の身の唐揚げ「マグカラ」や、カジキマグロのフライ「メカフライ」、仕入れにより内容の変わる「特選漬けマリネ」などをオーダーできる。カレールーには、スリランカカレーのスパイスやココナッツを使う。辛さは控えめ。
価格は、シャリランカカレー・並= 950円、上(マグカラ+メカフライ)= 1,350円。特上(マグカラ+メカフライ+特選漬けマリネ)=1,600円。すし屋のドライカレー=800円。トッピングは、モルジブフィッシュ&パクチー=100円、シャリ飯大盛=100円、増量ドライカレー=200円など。
辰すしは、横浜中華街に1968年創業し、地元で親しまれて来たすし店。座席数は30席。辰ビル4階。1階には中華粥(かゆ)で有名な「謝甜記(シャテンキ)貮号店」がある。
ヨコハマシャリランカカレーを発案した中華街在住の田中慈也さんと、辰すしの若大将の堀江千広さんは「二人は幼なじみで地元の中華街から新しい何かを作りたい、でもルーツや基本は忠実にしたいとの思いから生まれたカレーは、食べると辛く甘くそして優しい。唯一無二を目指すが、誰にでも愛される味をつくることが目標」と話している。
ランチタイムは11時30分~15時(ラストオーダー14時30分、ルーがなくなり次第終了)。水曜・日曜定休。辰すしの営業時間は17時~26時。水曜定休。